常に常に頭の中には彼がいて
いつもいつもわたしの思い通りに動いてくれる
それはそれは素敵なかたちで
彼の顔や体型に愛おしさがこみ上げる
着ている服装も、声や髪型も
こんな時やあんな時はどうするんだろう?
こんなこと言ったらなんて反応するんだろう?
きっとこうしてくれるし、こう言ってくれるに違いない!
頭の中で、好きな彼を更に好きにしていく作業
最も自分の都合のいいように
そしてその結果、
幸せ大好き愛してる!
人を表面的なところでしか見ていない
まるで人形のように
でも、それがおかしいことだと気づけなかった
いいように想像しては、現実もそうに決まっていると思い込んでいた
そしてまた、無意味な幸せを感じて一日が過ぎる
夢でもみているみたいに
中身がない空っぽの幸せ
未熟なわたしは一体いつまで続くんだろう?